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ホームページ制作の費用相場|5万〜300万円の違いを徹底解説

ホームページ制作の費用相場を5万円から300万円まで価格帯別に示したアイキャッチ図
動画:この記事の内容を1分33秒で解説しています。読む前の全体把握にどうぞ。

「ホームページを作りたいけれど、いくらが適正なのか分からない」。見積もりを取ったら、A社は5万円、B社は300万円。そんな開きに戸惑った方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、ホームページ制作の費用は「何を作るか(規模・機能)」と「誰に頼むか(依頼先)」の2つでほぼ決まります。名刺代わりの5ページと予約機能付きの50ページでは、そもそも作るものが違いますし、フリーランスに頼むか大手制作会社に頼むかで人件費も変わります。この記事では、その幅の正体を価格帯別・依頼先別に分解し、適正価格を見極める視点を整理します。数値はいずれも各出典に基づく一般的な目安です。

まずは全体像を、価格帯で掴みましょう。

表1:価格帯別の早見表(各出典による一般的な目安)
価格帯ページ数の目安デザイン向いている企業
5万円台5ページ前後テンプレート開業直後・個人事業主・名刺代わり
10〜30万円5〜10ページテンプレートのカスタマイズ従業員10人以下の小規模企業
50〜100万円10〜30ページオリジナル+CMS集客を狙う中小企業・リニューアル
100〜300万円30ページ以上完全オリジナル+戦略設計BtoB・採用強化・ブランド重視

まず全体像:5万円〜300万円、幅の正体

同じ「ホームページ制作」という言葉のなかに、自作なら無料に近い世界と、数百万円の世界が同居しています。この幅は主に、次の要因で決まります(複数の制作会社の解説で共通して挙げられる論点です)。

  • ページ数:ページが増えるほど、デザインと実装の手間が増える
  • デザイン:既製のテンプレートか、完全オリジナルか
  • 更新システム(CMS):自分で更新できる仕組みを入れるか
  • SEO対策の深さ:作るだけか、検索で見つかる設計まで行うか
  • 独自機能:予約・EC・会員機能などを付けるか
  • 原稿・写真:文章や撮影を自分で用意するか、任せるか

ポイント

「安い=悪い」「高い=良い」ではありません。同じ50万円でも、小規模サイトなら割高、集客や採用を狙う中規模サイトなら妥当、というように、目的と規模で適正額は変わります。金額の大小ではなく「自社の目的に対して適正か」で見ることが、後悔を防ぐ第一歩です。

価格帯別に「できること」

価格帯ごとに、実際にどんなサイトが作れるのかを整理します。

  • 5万円台(名刺代わり):テンプレートを使い、会社概要・サービス・問い合わせなど最低限のページを揃えます。「まず存在を示したい」開業直後の事業者に向いています。
  • 10〜30万円(小規模企業の標準):テンプレートをカスタマイズし、スマホ対応や問い合わせフォームを整えます。従業員10人以下の企業でよく選ばれる帯です。
  • 50〜100万円(集客するサイトへの投資):オリジナルデザインとCMS(自分で更新できる仕組み)を導入し、基本的なSEO設計まで行います。「ホームページから問い合わせを増やしたい」中小企業の投資どころです。
  • 100〜300万円(フルスペック):ペルソナ設計や競合調査などの戦略から入り、完全オリジナルのデザイン、本格的なSEO、原稿・撮影まで作り込みます。集客や採用を事業の柱にしたい企業向けです。

なお、実際の発注データをもとにした調査では、コーポレートサイトの中央値は50万円前後(平均は約95万円で、一部の大規模案件が平均を押し上げる傾向)という数字も報告されています(Web幹事・PRONIアイミツ等の発注データより/各出典参照)。「平均」よりも「中央値」を見ると、実感に近い相場がつかめます。

依頼先で2〜5倍変わる

同じ規模のサイトでも、誰に頼むかで費用は2〜5倍変わるとされています。差の正体は、人件費の構造(1人で兼任か、チームで分業か)と、工程の厚さ(戦略や調査をどこまでやるか)です。

図1:依頼先タイプ別の初期費用の目安。人件費の構造と工程の厚さで、同じ規模でも数倍の差が生まれます。
表2:依頼先別の費用目安(各出典による一般的な参考値)
依頼先初期費用の目安月額・維持費の目安向いている人
自作(ノーコード・AIツール)0〜5万円数百〜3,000円程度予算最優先・自分で更新したい・小規模
フリーランス10〜50万円(〜80万円)5,000〜2万円コストを抑えつつプロ品質がほしい
中小の制作会社50〜150万円(30〜200万円)1万〜5万円品質と安心のバランス・最も一般的
大手制作会社100〜500万円以上3万〜20万円以上ブランド重視・大規模・体制が必要

選び方はシンプルに考えられます。10ページ以下・予算を抑えたい・自分で育てたいなら自作やAIツールコスパ重視で柔軟に進めたいならフリーランス品質と運用サポートのバランスを取るなら中小の制作会社大規模・ブランディング重視なら大手、という当てはめ方です。

ポイント

フリーランスに依頼する場合は、費用の安さだけでなく「事業継続性(途中で連絡が取れなくなるリスク)」や、発注者側にも書面明示・支払い期日などの義務が生じるフリーランス関連の法対応にも目を向けておくと安心です。会社選びの詳しい観点は「ホームページ制作会社の選び方」で解説しています。

見落としがちな「維持費」と5年総額

費用を考えるとき、制作費だけを見て決めてしまうと、あとで「毎月こんなにかかるの?」と慌てることになります。ホームページは公開して終わりではなく、維持費が続きます

図2:制作費(一度きり)と維持費(毎月)。数年単位の総額で比べると、依頼先選びの景色が変わります。

主な維持費の目安は次のとおりです(各出典による参考値)。

  • サーバー代:月500〜1,500円程度(中小企業のサイトなら共有サーバーで十分なことが多い)
  • ドメイン代:年1,000〜2,000円程度(法人専用の.co.jpは年4,000〜7,000円程度)
  • SSL証明書:多くのレンタルサーバーで無料(高い信頼性が必要なECなどは有料も)
  • 保守費:外注する場合は月5,000〜3万円程度(更新・セキュリティ対応・障害対応など)

「置いておくだけ」なら月1,000〜3,000円程度に収まりますが、更新やSEOまで外注すると月数万円になります。ある解説では、制作費30万円のサイトでも、保守・更新まで含めた数年分の維持費が制作費を上回るケースは珍しくないと指摘されています。だからこそ、初期費用だけでなく数年単位の総額(TCO)で比べることが、賢い選び方になります。維持費の内訳は「ホームページの維持費・ランニングコスト」で詳しく整理しています。

費用を抑える、3つの現実的な打ち手

最後に、品質を落とさずに費用を抑えるための現実的な方法を3つ紹介します。

  1. 要件を先に固める:「何のために・誰に・何を伝えるサイトか」を決めてから相談すると、無駄な工程が減り、見積もりのブレも小さくなります。原稿や写真を自社で用意できると、その分の費用も抑えられます。
  2. 相見積もりを2〜3社で取る:条件を揃えて複数社に見積もりを依頼し、内訳・修正回数・保守範囲を比べます。金額だけでなく「何が含まれているか」を確認するのがコツです。
  3. 補助金を活用する:ホームページ制作費に使いやすいのは、小規模事業者持続化補助金(ウェブサイト関連費)です。ただし、ウェブサイト関連費だけでは申請できず(チラシなど他の販路開拓の取り組みとセット)、補助として受け取れる額には上限があり、その金額は公募回ごとに見直されています(例:第19回=補助金申請額の1/4かつ上限50万円/第20回=ウェブサイト関連費の交付申請額30万円・税込。通常枠の補助率は2/3)。さらに採択(交付決定)の前に発注すると対象外になるのが原則です。金額・条件は必ず最新の公募要領で確認してください。

ポイント

「補助金でサイトを丸ごと無料で作れる」という誤解には注意が必要です。補助金は後払いで、いったんは自己資金で立て替える前提になります。また、集客・会社紹介だけのホームページは、名称の変わった「デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)」では原則対象外(予約・EC・顧客管理など業務機能を持つ登録ITツールが対象)です。補助金ありきではなく、まず「作るべきもの」を決めてから制度を当てはめるのが順番です。


まとめ:金額ではなく「投資対効果」で選ぶ

ホームページ制作の費用は、5万円から300万円以上まで幅がありますが、その正体は「何を作るか」と「誰に頼むか」です。今回の要点を振り返ります。

  • 相場は価格帯(5万/10〜30万/50〜100万/100〜300万)と依頼先(自作・AI/フリーランス/制作会社/大手)で決まる
  • 実発注データではコーポレートサイトの中央値は50万円前後という調査もある
  • 依頼先で費用は2〜5倍変わる。差の正体は人件費の構造と工程の厚さ
  • 制作費だけでなく、維持費を含めた数年単位の総額で比べる
  • 費用は「要件の明確化・相見積もり・補助金」で構造的に抑えられる

大切なのは、金額の安さではなく投資対効果です。5万円のサイトでも毎月問い合わせが来るなら良い投資ですし、300万円かけても問い合わせがゼロなら見直しが必要です。「自社の目的に対して、いくらが適正か」で判断してください。より成果の出るサイトにしたい方は、親記事の「問い合わせが増えるホームページの作り方 完全ガイド」もあわせてご覧ください。見積もりの内訳が適正か迷ったときは、第三者に一度見てもらうのも有効です。私たちも、その相談をお受けしています。

参考・出典(2026年7月時点のWeb情報より。数値は各出典の記載に基づく一般的な目安で、成果を保証するものではありません)

  • MELLA(QUEST)「ホームページ制作の費用相場2026年版|5万円〜300万円の違いを徹底解説」(2026-03-15):価格帯別4区分/費用を左右する7要因/制作方法別の比較
  • シタミ「ホームページ制作の費用相場2026|AI無料〜大手300万円まで全比較【846件調査】」(2026-06-27):依頼先別の早見表/規模・種類別の相場/内訳
  • @SOHO「ホームページ制作の相場2026|フリーランスvs制作会社vs AI自動生成の比較」(2026-03-12):依頼先別の早見表/目的別の内訳
  • TMS Partners「ホームページ制作費用の相場|種類別・依頼先別の料金目安」(2026-04-10):種類別・依頼先別の相場/中央値50〜60万円(PRONIアイミツ発注データ)
  • お名前.com WEB学園「ホームページ作成費用の相場と内訳」(2026-05-10):依頼先別早見表/Web幹事の実発注データ(コーポレート平均95.6万・中央値50万)/5年トータルコスト
  • シタミ「ホームページ維持費の月額相場」(2026-05-09)/IDERTY「ホームページの維持費・ランニングコスト完全解説」(2026-05-01)/CREVIA「ホームページの保守・運用費用の相場」(2026-04-09):サーバー・ドメイン・保守の目安/5年総額(TCO)の考え方
  • GXO「IT導入補助金でホームページは作れるのか【2026年版】」(2026-07-17)/友田陽大「小規模事業者持続化補助金でホームページ・ECは作れるか【発注者ガイド】」(2026-07-07):持続化補助金ウェブサイト関連費の上限(第20回=30万円・税込)・単独申請不可・採択前発注は対象外/デジタル化・AI導入補助金の対象範囲

※本文中の目安値(費用・維持費など)は、上記出典の記載をもとにした一般的な参考値です。サイトの規模・機能・依頼先・時期によって水準は変わります。補助金の金額・条件は公募回ごとに変わるため、申請前に必ず最新の公募要領(中小企業庁・各事務局の一次情報)でご確認ください。

よくある質問

ホームページ制作の費用相場はいくらですか?

「何を作るか(規模・機能)」と「誰に頼むか(依頼先)」で大きく変わります。目安として、自作・AIツールは0〜5万円、フリーランスは10〜50万円、中小の制作会社は50〜150万円、大手制作会社は100〜500万円以上とされています。実際の発注データでは、コーポレートサイトの中央値は50万円前後という調査もあります(各出典による参考値)。

5万円のホームページと100万円のホームページは何が違いますか?

主に「ページ数」「デザインがテンプレートか完全オリジナルか」「更新システム(CMS)やSEO・独自機能の有無」「戦略設計や原稿・撮影までやるか」で変わります。5万円台は名刺代わりの小規模サイト、100万円前後は集客や採用を狙って設計・SEO・コンテンツまで作り込むサイト、という位置づけが一般的です。

制作費以外にかかる費用はありますか?

はい。公開後もサーバー代(月500〜1,500円程度)、ドメイン代(年1,000〜7,000円程度)、必要に応じて保守費(月5,000〜3万円程度)などの維持費が続きます。更新やSEOまで外注するとさらに上がります。制作費だけでなく、数年単位の総額で比べるのがおすすめです(各出典による参考値)。

ホームページ制作に補助金は使えますか?

小規模事業者持続化補助金(ウェブサイト関連費)が代表的ですが、単独では申請できず他の販路開拓の取り組みとセットが必要で、補助額の上限は公募回ごとに変わります。また採択(交付決定)の前に発注すると対象外になるのが原則です。金額・条件は必ず最新の公募要領でご確認ください。

この記事を書いた会社

株式会社TSUNAGU 編集部

東京・渋谷を拠点に、中小企業のWEBマーケティング・集客支援を専門とする会社です(支援実績3,000件)。ホームページ制作からSNS・Googleマップ・広告運用まで、現場で実際に効いた打ち手を、このメディア「つなぐ集客ラボ」で発信しています。「うちのサイトはどこが弱いのか」といった漠然としたご相談も歓迎です。

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